続・地方競馬ってどうなん?(たまに中央も)
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地方競馬を楽しむための情報を中心に、競馬について語ります。
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南米各国サイアーランキング(2018年12月中旬時点)の紹介。あと、お別れの挨拶も。
しばらくブログ放置してました。そして最後の更新にするつもりですので、お別れの挨拶も最後に書きます。ブログ放置前に南米各国のサイアーランキング(チリ・ペルー・ウルグアイ)を4月あたりに紹介したのですが、今は12月中旬ですので、より正確なサイアーランキングの情報をお届けすることにしました。というわけで、紹介スタート!2018年 チリのサイアーランキング(12月17日時点)凡例赤:ストームキャット系青:ミスタープロス
ブログ放置前に南米各国のサイアーランキング(チリ・ペルー・ウルグアイ)を4月あたりに紹介したのですが、 今は12月中旬ですので、より正確なサイアーランキングの情報をお届けすることにしました。 というわけで、紹介スタート!2018年 チリのサイアーランキング(12月17日時点) 凡例 赤:ストームキャット系 青:ミスタープロスペクター系 緑:デインヒル系 1位 ルッキンアットラッキー[Lookin At Lucky] (スマートストライク系) 2位 タンブルブルータス[Tumblebrutus] (ストームキャット系) 3位 アラゴーン[Aragorn] (ストームキャット系) 4位 マスタークラフツマン[Mastercraftsman](デインヒルダンサー系) 5位 シーキングザダイヤ(ストームキャット系) 6位 ダンカーク(アンブライドルドズソング系) 7位 モンティール[Monthir](ガルチ系) 8位 グシュタード[Gstaad](ストームキャット系) 9位 ロックオブジブラルタル(デインヒル系) 10位 ファストカンパニー(デインヒルダンサー系) ~寸評~ ・上位10頭はミスプロ系(3頭) ・ストームキャット系(4頭) ・デインヒル系(3頭) で全部埋まってます。 ・サンデーサイレンス系 のレイマン(Layman)は15位。 ・シーキングザダイヤ は6位に約GⅠ1勝分の差をつけているので、残りの重賞(GⅠ含む)でよほど後れを取らない限りは5位を守れるでしょう。2018年 ペルーのサイアーランキング(12月17日時点) 凡例 赤:ストームキャット系 青:ミスタープロスペクター系 緑:ノーザンダンサー系(ストームキャット系以外) 黒:その他の系統 1位 ペガサスウインド[Pegasus Wind](フサイチペガサス系) 2位 プライベートリーヘルド[Privately Held](ダマスカス系)3位 ヤザマーン[Yazamaan](ガリレオ系) 4位 リヴィエラカクテル[Riviera cocktail](ストームキャット系) 5位 ミニスタージョイ[Minister Joy](デピュティミニスター系) 6位 サウスデイル[Southdale](ストリートクライ系) 7位 マンオブアイアン[Man Of Iron](ストームキャット系) 8位 ペガサスバイストーム[Pegasusbystorm](フサイチペガサス系) 9位 ミールペナルティ[Meal Penalty](ストームキャット系) 10位 トムシート[Tomcito](ストリートクライ系) ~寸評~ フサイチペガサス産駒 のペガサスウインドが2位に約GI4勝分の差をつけてぶっちぎりのリーディング確定状態である。2018年 ウルグアイのサイアーランキング(12月17日時点) 凡例 赤:ストームキャット系 青:ミスタープロスペクター系 緑:ノーザンダンサー系(ストームキャット系以外) 黒:その他の系統 1位 エクリシアスティック[Ecclesiastic](エーピーインディ系)2位 スマーティジョーンズ(ゴーンウエスト系) 3位 オナーアンドグローリー[Honour and Glory](マンノウォー系)4位 ドロッセルマイヤー[Drosselmeyer](ディストーテッドヒューマー系) (5位) ローマンルーラー[Roman Ruler](フサイチペガサス系) 6位 ブリティッシュミディアム[British Medium](ストームキャット系) 7位 モガドール[Mogador](ダンジグ系) 8位 アシデロ[Asidero](ヌレイエフ系) 9位 シャンハイボビー(ストームキャット系) 10位 サザンローヤー[Southern Lowyer](ヘイロー系)~寸評~ ・1位エクリシアスティック は2位に倍近い差をつけてぶっちぎりのリーディング確定状態である。 ・5位ローマンルーラーは過去記事で紹介した通り、南米持ち回り開催のGⅠ「ラテンアメリカジョッキークラブ大賞」でアルゼンチンからの遠征馬が稼いだ賞金のみでランクインしており、本来ならウルグアイのサイアーランキングにいない種牡馬 である。 ・9位シャンハイボビー はアメリカではセカンドシーズンのサイアーランキングで4位に入っているものの、代表産駒は重賞勝ちはおろかリステッド3着が最高と苦戦している。しかし、ウルグアイではブラジル産のマル外Aero Trem(アエロトレン)が2冠目ウルグアイジョッキークラブ大賞を勝つなど活躍している。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ では、ブログ終了の挨拶を。 リアルのほうで他の趣味などいろいろやりたいことがある中で、 いつまでブログを書くことができるだろうかと前々から考えていたのですが、 “南米パートⅠ国のサイアーランキングを全部紹介するまでは続ける!” というのが一つの目標となっていました。そして… “1万アクセスを達成する!” “ロールボヌールの復帰戦を見るまでは続ける!” というのも目標になっていました。これらがちょうど同じくらいのタイミングで 迎えてしまい(ロールボヌールの復帰戦は4/23の水沢Aクラス戦でシンガリ大差負け)、 目標もなくなり一気に緊張の糸がプッツリ切れて、 ブログを更新するモチベが上がらなくなってしまい放置状態になってました。 今後、活動の場をツイッターなど他の媒体に移そうかとか、いろいろ考えましたが 考えがまとまらないまま時間が経ってしまい、お別れの挨拶がここまでずれ込みました。 結局、活動の場を移すこともなく一度活動を終えることにしました。 管理人用のアクセス解析を見ていると、このブログが始まってからず~っと “ロールボヌール”が検索ワード上位にランクインしてました。3年間ずっとですよ! ロールボヌールがいかに人気があるかを実感しました。 ブログは終了してもロールボヌールの応援は続けるし、 地方競馬も中央競馬も見るつもりです。 ロールボヌールは能検のタイムを見ても、復帰戦はまったく本来の走りでは なかったと思いますし、今後も応援を続けます。 同世代のナンバー2・スペクトルは再度の復活を遂げて 現在岩手のオープン戦を2連勝中です。それを思えば、 どう考えてもロールボヌールがシンガリ大差負けなんてありえない! とりあえず、今年の2歳馬では名古屋のエムエスクイーンが楽しみです。 サムライドライブは残念な結果になりましたが、 エムエスクイーンはカツゲキキトキト級かそれ以上の活躍を期待したい…! 道営2歳勢は「北海道2歳優駿(JpnⅢ)」「エーデルワイス賞(JpnⅢ)」を両方 勝ちましたので、この調子で勝ち続けてほしいものです。まずは、明日の 「全日本2歳優駿(JpnⅠ)」で結果を出してもらいたいですね。 中央競馬ではオジュウチョウサンの有馬記念が楽しみですね! わたしもこのブログでオジュウチョウサンを結構推してきたつもりですし、 楽しみです。 アーモンドアイは順調にいけば来年エネイブルと対決が実現しますね。 楽しみです。ウィンクスとも対決が実現してほしいなあ…。 ウィンクスはコックスプレートでベンバトルを軽くひねりましたし、 レーティングに違わぬ強さだと思いました。 さて、最後になりますが訪問者の皆様、今まで多くの記事を評価していただき ありがとうございました。ブログ放置中の拍手もうれしかったです。 待っていてくれる人がいるというのはいいものだなと思いましたが、 ご期待に応えることができず、申し訳ないです。 では、またどこかで!]]>
海外競馬の紹介(血統など)
2018-12-19T00:13:18+09:00
六文字破矢多
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ウルグアイのサイアーランキングを紹介します!
今回は元・南米パートⅠ国ウルグアイのサイアーランキングを紹介します(現在はパートⅡ国)。ウルグアイも北半球式に1月~12月でランキングの集計を行っているので、情報源は2018年1月~5月中旬時点でのものになります。○ウルグアイ競馬の基礎知識・他の南米パートⅠ国と同じく1985年にパートⅠ国となったが、1991年にパートⅡ国に格下げされてしまい、そのまま現在に至る。しかし、南米においては今でもパートⅠ国の仲間として扱われ
○ウルグアイ競馬の基礎知識 ・他の南米パートⅠ国と同じく1985年にパートⅠ国となったが、1991年にパートⅡ国に格下げ されてしまい、そのまま現在に至る。しかし、南米においては今でもパートⅠ国の仲間 として扱われているようで、国際レースや競走馬の行き来は多い。 ・ダート競馬 のみである。 ・主要なレースはすべて首都モンテビデオにあるマローニャス競馬場で行われるが、他にもいくつか競馬場がある。 ○ウルグアイの三冠レース1冠目「ポージャ・デ・ポトリジョス(ダ1600m)」 ※スペイン語圏なので、例によってこのレース名である。2冠目「ウルグアイジョッキークラブ大賞(ダ2000m)」 3冠目「ナシオナル大賞(ダ2500m)」 ※ウルグアイのダービーにあたる。 チリやペルーにも同名のレースがあるが無関係である。牝馬1冠目「ポージャ・デ・ポトランカス(ダ1600m)」 ※スペイン語圏なので、例によってこのレース名である。牝馬2冠目「セレクシオン大賞(ダ2000m)」 ※アルゼンチンオークスも同名だが、無関係である。牝馬3冠目 ※牡馬と一緒に「ナシオナル大賞(ダ2500m)」に出走 する! ○その他の重要レース ・「ホセ・ペドロ・ラミレス大賞(ダ2400m)」 :外国から遠征してくる馬は基本的におらず、ウルグアイ所属馬たちによって争われるレースながら、国際GⅠの格付けを得ている レベルの高いレースである。ウルグアイ版有馬記念 といったところか。 ・「モンテビデオ市大賞(ダ2000m)」 :牝馬限定の国際GⅠ。 こちらも外国から遠征してくる馬は基本的にいないが、国際GⅠの格付けを得ているレベルの高いレースである。 ・「ペドロ・ピニェイルーア大賞(ダ1600m)」 :ウルグアイのマイル王決定戦 だが、パートⅡ国になった今は、国内GⅠ となっている。 ウルグアイは国内GⅠも国際GⅠも合わせて、以上8レースのみ となっており、2歳戦はGⅡまでしか存在しない。 ○ウルグアイの名馬・インヴァソール アルゼンチン産のウルグアイ調教馬。アメリカに移籍してBCクラシックやドバイワールドカップを勝利。・ロマンティコ(Romantico) ウルグアイ産のウルグアイ調教馬で、1930年代末に「ウルグアイ四冠馬+ウルグアイ6大競走全制覇+カルロスペレグリーニ大賞を勝利」を成し遂げたスゴイ馬。全成績は23戦14勝。★ウルグアイのサイアーランキング★ (2018年1月~5月20日終了時点までのもの)凡例 赤:エーピーインディ系 青:ミスタープロスペクター系 薄紫:マンノウォー系 オレンジ:ヘイロー系 紫:ストームキャット系 緑:ノーザンダンサー系 (ストームキャット以外のメジャーどころ) 青緑:ノーザンダンサー系 (マイナー) 1位 エクリシアスティック[Ecclesiastic](エーピーインディ系) 2001年生まれの米国産馬で、米GⅢ勝ち馬。ウォーフロントの半兄 ということもあり、2008年にペンシルバニア州で種牡馬入りし、2009年からウルグアイにシャトルされた。そして、2013年からはウルグアイに正式に輸出された。プルピットの直仔なので、タピット系ではない。 (2位) ローマンルーラー[Roman Ruler](ミスタープロスペクター系) 2002年生まれの米国産馬で、フサイチペガサスの直仔 である。2016年アルゼンチンのサイアーランキングのほうでも4位 の種牡馬として紹介しました。なんでこの馬がウルグアイのサイアーランキングで2位に入っているのか というと、南米持ち回り開催のGⅠ「ラテンアメリカジョッキークラブ大賞」が今年はウルグアイ開催 で、その勝ち馬Roman Rossoがアルゼンチン所属のアルゼンチン産馬だったからである。 今年3月11日に行われた「ラテンアメリカジョッキークラブ大賞」の1着賞金は約850万ペソ(約2975万円。 ※賞金総額は約5000万円) で、南米のレースとしてはトップクラスの賞金額である。それに対してウルグアイのGⅠレース賞金額は、ウルグアイ版有馬記念「ホセ・ペドロ・ラミレス大賞(国際GⅠ)」の1着賞金が約250万ペソ(約875万円) 、牝馬限定の国際GⅠ「モンテビデオ市大賞」が約88万ペソ(約308万円) 、3歳以上マイル王決定戦「ペドロ・ピニェイルーア大賞(国内GⅠ)」の1着賞金が約80万ペソ(約280万円) という賞金体系となっているので、「ラテンアメリカジョッキークラブ大賞」を勝っただけで上位に入れてしまう のだ(フランスのサイアーランキングも凱旋門賞の賞金額のせいで似たような現象が起こりますよね)。 ※ここのところペソの為替相場が上がり続けているので、賞金額の円換算は現在のレートよりもやや低めにして計算しています(今年5月中旬のレートだともう少し高い計算になります)。3位 スマーティジョーンズ[Smarty Jones](ゴーンウエスト系) 馬産地といえばケンタッキー州1強のアメリカにおいて、ペンシルバニア州産馬の身で2004年に米二冠馬となった名馬。 しかし種牡馬としては完全に失敗 してしまっており、ペンシルバニア州で種牡馬入りした当初は10万ドル(約1000万円)だった種付け料が、2018年では7500ドル(約75万円)になってしまっている…のだが、シャトル先のウルグアイでは好調なようだ。 牝馬のGⅠ馬が出ているのが確認できるが、牡馬のGⅠ馬はまだのようである。 日本では牝馬のケイアイガーベラ がJRAのダート重賞を2勝して活躍した。他にもシンガポールでは2013年シンガポールダービーを勝ったオーストラリア産馬ベターライフ(Better Life)という牝馬 が出ている。…そんなわけで、フィリーサイアーなのかもしれない。 スマーティジョーンズはゴーンウエスト系の中のイルーシヴクオリティの分岐 に属しているのだが、この系統はクオリティロード(Quality Road)が米サイアーランキングトップ10 に入る活躍を見せており、日本ではレイヴンズパス産駒のタワーオブロンドン が活躍して話題になっているので、注目したい系統 である。4位 ジャンプスタート[Jump Start](エーピーインディ系) 1999年生まれの米国産馬で、米2歳GⅠで2着までだった馬(ただしフリーハンデは115と高評価)。2016年アルゼンチンのサイアーランキングの記事で20位 の種牡馬として紹介しました。ウルグアイではアルゼンチン産のマル外 が活躍している。5位 オナーアンドグローリー[Honour and Groly](マンノウォー系) 1993年生まれの米国産馬で、米GⅠ勝ち馬。日本ではネームヴァリューの父として知られる が、まだ産駒が活躍していることに驚いた。アルゼンチンにシャトルされた時期もあったが、ウルグアイに輸出されたのは2013年である(このときすでに20歳)。今シーズンの2冠目「ウルグアイジョッキークラブ大賞」をBen hur(ベンハー)という牡馬が勝っているので、まだまだ活躍してくれそうだ。 なお、後述するが直仔のPut It Backがウルグアイのサイアーランキング14位 に入っており、2016年シーズンのブラジルサイアーランキングでも総合ランキング18位の種牡馬として紹介しました。そんなわけでティズナウと並んでリローンチの分岐を支えている系統 であるといえよう。6位 モガドール[Mogador](ダンジグ系) 2000年生まれの米国産馬で、米リステッド2着馬。血統的にはダンジグの直仔という以外、特筆すべきものは何もないようである。馬名の由来はモロッコの都市名より。7位 アシデロ[Asidero](ヌレイエフ系) 1996年生まれのアルゼンチン産馬で、アルゼンチンの名馬。芝2400mの世界レコード(2:21:98)を出した馬 として聞いたことがある人も多いだろう。2001年に引退してアルゼンチンで種牡馬入りしたが、2003年にウルグアイに輸出された。米国移籍後は芝GⅠよりもダートGⅠでの着順のほうが上だったし、アルゼンチンのダートGⅠ勝ちもある馬なので、ダート競馬のウルグアイで産駒が活躍するのはごく自然なことだろう。8位 ファンドオブファンズ[Fund of Funds](ヘイロー系) 2000年生まれの米国産馬で、米GⅡ2着馬。ヘイロー系の中でもセイントバラードの分岐 に属する。牝系としては、母の半兄にアメリカの芝GⅠ2着馬や米GⅡ勝ち馬がいる程度である。9位 サザンローヤー[Southern Lowyer](ヘイロー系) 2003年生まれのアルゼンチン産馬で、アルゼンチンの短距離路線で活躍した馬。芝GⅠ2着が2回あった馬だが、ダート短距離GⅠ3着もある。名前のとおり、南米で成功したヘイロー系として知られるサザンヘイローの産駒 である。10位 ドロッセルマイヤー[Drosselmeyer](ディストーテッドヒューマー系) 2011年BCクラシックでゲームオンデュードに勝った馬。ディストーテッドヒューマーの直仔であるため、血統的にはアイルハヴアナザーなどに近い。もう少し大きな単位で見るとフォーティナイナー系である。2016年シーズンのブラジルサイアーランキングの記事で、総合ランキング10位の馬 として紹介しました。以前からウルグアイではブラジル産のマル外が活躍 しているが、今年に関しては南米持ち回り開催のGⅠ「ラテンアメリカジョッキークラブ大賞」の4着馬Olympic Harvardがブラジル所属のブラジル産馬だった ので、この馬の影響が大きいようだ(サイアーランキングの代表産駒の欄にOlympic Harvardの名前が記載されているため)。(11位) クリムゾンタイド[Crimson Tide](サドラーズウェルズ系) 1994年生まれの愛国産馬で、英GⅢ勝ち馬(独伊ではGⅡも勝っている)。2016年シーズンのブラジルサイアーランキングの記事で、総合ランキング14位の馬 として紹介しました。なんでこの馬がウルグアイのサイアーランキングに入っているのか というと、こちらも南米持ち回り開催のGⅠ「ラテンアメリカジョッキークラブ大賞」の2着馬Leao de Prataがブラジル所属のブラジル産馬だった からである。このLeao de Prata以外はウルグアイのレースにまったく出走していない。12位 パイオニアリング[Pioneering](ミスタープロスペクター系) 1993年生まれの米国産馬で、ストームキャットの半弟 である。そしてミスタープロスペクターの直仔でもある。2016年シーズンのブラジルサイアーランキングの記事で総合ランキング9位 の種牡馬として紹介しましたが、ウルグアイでは以前からブラジル産のマル外が活躍 している。13位 ジョブ・ディ・キャロライン[Job Di Caroline](ザミンストレル系) 1993年生まれのブラジル産馬で、ブラジルのGⅠ勝ち馬。過去にブラジルで流行したザミンストレルの系統で、ミンストレルグローリーの分岐 に属する種牡馬である。2016年シーズンのブラジルサイアーランキングの記事で133位 の種牡馬として紹介しました。なんでこの馬がウルグアイのランキングに入っているのか というと、Gandhi di Job(ガンディー・ディ・ジョブ)というブラジル産のマル外が2歳時からずっと活躍を続けており、ウルグアイ版有馬記念「ホセ・ペドロ・ラミレス大賞(国際GⅠ)」を連覇するなどしている からである(ただし“ラテンアメリカジョッキークラブ大賞”には不出走だった。あと、チリのレースに遠征したが着外に敗れている)。このGandhi di Job以外はウルグアイのレースに出走している産駒がいない ことがサイアーランキングのデータから読み取れます。 参考:今年の「ホセ・ペドロ・ラミレス大賞(国際GⅠ)」 の動画↓VIDEO 勝ち馬:Gandhi di Job(ガンディー・ディ・ジョブ) 2着:El Abanderado(エル・アバンデラド) …今シーズンのウルグアイ3冠目「ナシオナル大賞(ウルグアイダービー)」勝ち馬 14位 プットイットバック[Put It Back](マンノウォー系) 1998年生まれの米国産馬で、米GⅡを勝ち馬。2016年シーズンのブラジルサイアーランキングで総合ランキング18位 の馬として紹介しましたが、ウルグアイではブラジル産のマル外が活躍 している。15位 ブリティッシュ・ミディアム[British Medium](ストームキャット系) 2004年生まれの米国産馬で、現役時代はアメリカで26戦2勝の成績だった馬だが、米サイアーランキングで毎年10位前後に入っている有力種牡馬マリブムーンの半弟 (しかもストームキャットの直仔)という血統背景を買われて、ウルグアイで種牡馬入りしたのだろう。16位 ア・リトル・ワーム[A little warm](ストームキャット系) 2007年生まれの米国産馬で、米GⅡ勝ち馬。3歳時にヴァージニア州産の最優秀3歳牡馬のタイトルを獲得 している。母が米GⅢ勝ち馬で、母母が英愛の2歳GⅠを計3勝した馬である。父ストーミンフィーバーは米GⅠ2着馬ながら種牡馬としてはGⅠ馬を複数出しており、日本ではフサイチアウステルの父として知られる。17位 オウザーン[Awzaan](アンフワイン系) 2007年生まれの英国産馬で、英2歳GⅠの勝ち馬。引退後はウルグアイで種牡馬入りした。ノーザンダンサー系の中でもアンフワインの分岐なので珍しい種牡馬 だろう。日本に縁がある馬だと、ジャパンCでゼンノロブロイの6着に敗れた英国馬フェニックスリーチがアンフワインの系統 で、オウザーンと同じくアルハースを父に持っている。18位 テキサスフィーバー[Texas Fever](クリプトクリアランス系) 2005年生まれの米国産馬で、米GⅢ勝ち馬。ヴィクトリーギャロップの産駒で、母母がフサイチペガサスの母馬Angel Fever である。19位 ハーランズホリデー[Harlan's Holiday](ストームキャット系) 日本ではアルビアーノやエスメラルディーナの父 として知られており、2016年アルゼンチンサイアーランキングの記事で21位 の種牡馬として紹介しました。ウルグアイではアルゼンチン産のマル外が活躍 しているようである。20位 シルヴァートレイン[Silver Train](エーピーインディ系) 2002年生まれの米国産馬で、2005年BCスプリント勝ち馬。2013年に死去している。2016年シーズンのブラジルサイアーランキングの記事でも“リオデジャネイロ地区102位・サンパウロ地区47位”の種牡馬 として紹介しました。ウルグアイではブラジル産のマル外が活躍 している。~~~~21位以下は簡易な紹介にします~~~~ 21位 アレクサンダーオブヘールズ[Alexander of Hales](デインヒル系) 2004年生まれの米国産馬で、2007年愛ダービー2着馬。この時の勝ち馬ソルジャーオブフォーチュンも南米で活躍している種牡馬である。半姉に2005年英1000ギニー勝ち馬ヴァージニアウォーターズ(Virginia Waters)がいる。 22位 キャグニー[Cagney](ファピアノ系) 1997年生まれのブラジル産馬で、ブラジルで2歳チャンピオンになった後、アメリカに移籍して芝GⅠ2着・ダートGⅠ3着の成績を残した。ジャパンカップにも出走したがジャングルポケットの12着に敗れた。 アルゼンチンで過去に成功した種牡馬Royの産駒 である。 23位 エセイヨンズ[Essayons](デピュティミニスター系) 1999年生まれの米国産馬で、現役時代はアメリカで14戦2勝だったが、母が米GⅠ2勝馬。 24位 フイ・タンベーン[Fui Tambem](クラフティプロスペクター系) 2005年生まれのブラジル産馬で、ウルグアイの短距離GⅡ勝ち馬。2016年シーズンのブラジルサイアーランキングの記事で28位の種牡馬として紹介したブレイドプロスペクター(Blade Prospector)の産駒 である。 25位 アウトオブコントロール[Out of Control](マキャベリアン系) 2003年生まれのブラジル産馬で、現役時代はブラジルのGⅠ2着やアメリカの芝GⅠ2着があった馬。ブラジルでサイアーランキング上位にいるヴェットーリの産駒 である。Coldplayというブラジルから移籍してきた馬が一人で稼いだ賞金だけで、この順位に入っている。 26位 サルト[Salto](ヌレイエフ系) 2008年生まれの愛国産馬で、仏2歳GⅠの2着馬。ヌレイエフ系の有力種牡馬ピヴォタルの直仔である。 海外で活躍したサンデーサイレンス産駒として知られるサイレントネームの半弟 にあたる。 27位 ホーリーローマンエンペラー(デインヒル系) 2004年生まれの愛国産馬、言わずと知れた不運の名馬である。ブラジルのサイアーランキングで上位に入っている種牡馬 だが、ウルグアイではブラジル産のマル外やブラジルから移籍してきた馬が活躍 している。 (28位) バッジオブシルバー(デピュティミニスター系) 2000年生まれの米国産馬で、BCマイル3着や米ダートGⅠ2着の成績を残した馬。ペルーのサイアーランキングの記事で18位 の種牡馬として紹介したが、これも南米持ち回り開催のGⅠ「ラテンアメリカジョッキークラブ大賞」の3着馬がBarbonというペルー所属のペルー産馬だった ため、このときの賞金だけでランクインしている。29位 アルコラーノ[Alcorano](ダマスカス系) 2004年生まれのブラジル産馬だが、現役時代はウルグアイで活躍し、ウルグアイの国内GⅠ「ペドロ・ピニェイルーア大賞」を勝利した。ブラジルでサイアーランキング上位に入っている種牡馬パブリックパースの産駒 なので、ダマスカス系の名種牡馬プライベートアカウントの分岐 に属する。 30位 ティースオブザドッグ[Teeth of the Dog](ストームキャット系) 2009年生まれの米国産馬で、米GⅠ3着馬。引退後はウルグアイで種牡馬入りした。★サイアーランキングの内訳★ ・上位20頭は…エーピーインディ系:3頭 ミスタープロスペクター系:5頭 マンノウォー系:2頭 ヘイロー系:2頭 ストームキャット系:3頭 ※ただし15位~20位に全員固まっている。ノーザンダンサー系(ストームキャット以外のメジャーどころ):3頭 (ダンジグ+ヌレイエフ+サドラーズウェルズ)ノーザンダンサー系(マイナー):2頭 …となっている。エーピーインディ系は3頭のうち2頭がマル外の活躍によるランクイン であるが、1位のエクリシアスティックがウルグアイで活動する種牡馬としてランクイン しているので、注目していいだろう。エーピーインディ系が活躍しやすい国であるからこそ、マル外の活躍だけでランクインする種牡馬も多くなると考えることができよう。 他ではマンノウォー系とヘイロー系の活躍にも注目したい。 マンノウォー系はオナーアンドグローリーが高齢の身ながら5位に入っており、その産駒であるプットイットバックはマル外の活躍で14位に入っている。ヘイロー系は8位と9位に入っており、昨シーズンはHat Dolarというハットトリック産駒(アルゼンチン産のマル外)がGⅢやリステッドを勝って活躍 している。珍しい系統の種牡馬 は、ノーザンダンサー系の中ではマイナーな系統であるアンフワイン系の種牡馬オウザーンが17位 に入っている。また、1頭の活躍馬(Gandhi di Jobというブラジル産のマル外)によるランクインとはいえ、ブラジルで過去に流行ったミンストレルグローリー系の種牡馬ジョブ・ディ・キャロラインも13位 に入っている。 20位以下を見ても、珍しい系統の種牡馬は全部ブラジルで栄えている系統の種牡馬 であり、“ウルグアイ独自の系統”と言える種牡馬が1頭も上位にランクインしていない のは残念である。★分析★ ・アメリカからのシャトル種牡馬 の影響下にある。 ・アメリカで二流の成績だった馬がウルグアイで種牡馬入り するパターンが多い。 ・隣国であるブラジル・アルゼンチンの影響も強く受けてしまっている。 →というわけで、内国産種牡馬は1頭もランクインしていない。 現役時代にウルグアイで活躍した馬もブラジル産のマル外ばかり だし。これはつまり、内国産の父系が残りにくい ことを意味する。 ・欧州産の種牡馬 もいるが、アメリカに比べると影響はかなり小さい。 ・種牡馬のラインナップをだけ見ると、ペルーよりは血統レベルの高い種牡馬が多いように感じる (ペルーはパートⅠ国だけどね)。 ↓ (しかし…) ・「ラテンアメリカジョッキークラブ大賞」の過去の勝ち馬 を見てもウルグアイ産馬は一度も勝てておらず 、2007年にGood Reportというウルグアイ調教馬が勝っているが、この馬はアルゼンチン産のマル外 である。ペルー産馬やペルー調教馬はアルゼンチン・ブラジル・チリと比べても、ほぼ遜色ないくらいに勝てている ので、ウルグアイ競馬のレベルは他の南米パートⅠ国に比べるとやや落ちると言わざるを得ない だろう。今年3月の「ラテンアメリカジョッキークラブ大賞」 も、今年1月に行われた国内GⅠ「ペドロ・ピニェイルーア大賞」の勝ち馬Don Carrasco と今シーズンのウルグアイ3冠目「ナシオナル大賞(ウルグアイダービー)」勝ち馬El Abanderrado(エル・アバンデラド) が出走したが、アルゼンチン・ブラジル・ペルー勢の前に6着・11着(ブービー)に敗れてしまった ので、ウルグアイ勢の苦戦が感じられる。 今年3月の南米持ち回り開催のGⅠ「ラテンアメリカジョッキークラブ大賞」 の動画↓ ※レースは11:10秒くらいからVIDEO 勝ち馬:Roman Rosso(ローマンロッソ) アルゼンチン馬 父は2位ローマンルーラー 2着:Leao de Prata(リアオ・デ・プラタ) ブラジル馬 父は11位クリムゾンタイド 3着:Barbon(バーボン) ペルー馬 父は28位バッジオブシルバー 最後に、最後にサイアーランキングの情報源のスクリーンショットを貼っておきます。 ※( )に種牡馬の父名が書かれています。★ランキングの情報源について★ ・http://padrillosenlinea.com/rsdp/index →チリやペルーの時と同じサイトです。チリの競馬主催者とアメリカのBloodhorse.comが提携して運営しているサイトですが、他の南米パートⅠ国および元パートⅠ国ウルグアイのサイアーランキングもみることができます(上位30位まで)。「Estadísticas(統計資料)」をクリックすると見ることができます。 ※上のほうに「Ordenar Por(=並べ替え)」と書かれている3つのボタン「1º」「SUMAS」「E.1º」は、それぞれ「勝利数順」「賞金額順」「アーニングインデックス順」を意味します。無操作だと「賞金額順」で表示されます。 ・サイアーランキングは首都モンテビデオにあるマローニャス競馬場の公式サイト(下記のリンクを参照)でも見れるが、20位までしか公開されていない。http://hipica.maronas.com.uy/RacingInfo/RacingStats Padrillos por sumas ganadas=賞金額順の順位 Padrillos por carreras ganadas=勝ち数順の順位]]>
海外競馬の紹介(血統など)
2018-05-23T20:39:19+09:00
六文字破矢多
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ペルーのサイアーランキングを紹介します!
今回は南米パートⅠ国の一つ、ペルーのサイアーランキングを紹介します!(ペルーも北半球式に1月~12月でランキングの集計を行っているので、情報源は2018年1月~4月末時点でのものになります)。フサイチペガサス産駒の種牡馬は2位と11位に入っています!○ペルー競馬の基礎知識・南米パートⅠ国の一つだが、GⅠの格付けを得ているレースが少なめなので、開催規模やレースのレベルはアルゼンチン・ブラジル・チリに比べるとやや落
フサイチペガサス産駒の種牡馬は2位と11位に入っています!○ペルー競馬の基礎知識 ・南米パートⅠ国の一つ だが、GⅠの格付けを得ているレースが少なめなので、開催規模やレースのレベルはアルゼンチン・ブラジル・チリに比べるとやや落ちる と思われる。近年の欧米のGⅠやドバイミーティングなどで活躍する馬を見かける機会もないですし。アルゼンチン・ブラジル・チリにはそういった場所で活躍する馬が少なからずいますからね。 ・ダート戦がメイン だが、芝コースもある 。○ペルーの三冠レース 1冠目「ポージャ・デ・ポトリジョス (ダ1600m) 」:スペイン語圏の2000ギニーはみんなこの名前 で、レース名は直訳すると「若い牡馬の性器」を意味するが、競馬界の専門用語として「種馬の選定」のような意味になると思われる。 2冠目「リカルド・オルティス・デ・ゼバリョース大賞 (ダ2000m) 」 3冠目「ダービーナシオナル (ダ2400m) 」:首都リマにあるモンテリーコ競馬場で行われる。ペルーダービー と表記されることも。 4冠目「ナシオナル大賞アウグストB.レギーア (芝2600m) 」:牝馬も出走可能 で4冠目と言われるレース。単に「ナシオナル大賞」 と表記されることも。 牝馬1冠目「ポージャ・デ・ポトランカス (ダ1600m) 」:スペイン語圏の1000ギニーはみんなこの名前 で、レース名を直訳すると「若い牝馬の性器」を意味するが、競馬界の専門用語として「繁殖牝馬の選定」のような意味になると思われる。 牝馬2冠目「エンリケ・アユーロ・パルド大賞 (ダ2000m) 」 牝馬3冠目 ※牡馬と一緒に 「ダービーナシオナル(ダ2400m) 」に出走する。○その他の重要レース 「ペルー・ジョッキークラブ大賞 (ダ2400m) 」:ペルーを代表する大レース。3歳以上が出走可能。 「パンプローナ大賞 (芝2000m) 」:ペルーの名牝パンプローナを記念した競走。3歳以上の牝馬限定戦。 →ペルーのGⅠは以上の9レースのみ で、2歳戦はGⅠどころか重賞すらなく リステッドのレースが複数あるのみで、そこで2歳チャンピオンが決められる(なぜか2歳牝馬限定のGⅢは1レースだけある)。また、長距離戦(2000m~2600m)に偏重した番組編成が特徴 で、短距離戦にはGⅠが存在しないどころかGⅢしかない 。○ペルーの名馬 ・リオパリャンガ(Rio Pallangra) ペルーの史上最強馬 と言われている馬であり、ペルーのテンポイント でもある。無敗でペルーの三冠馬 となったが、その後は脚部不安で思うような走りができない時期があったものの、見事に復活して年下の4冠目「ナシオナル大賞」勝ち馬を相手に12馬身差をつけてレコード勝ちをしてみせた。しかし、次走の「ペルー・ジョッキークラブ大賞」のレース中に故障を発生して競走中止となり、必死の治療が行われたが10日後に安楽死 となった。1952年生まれのペルー産馬である。・パンプローナ(Pamplona) 1956年生まれのペルー産馬で、ペルーの四冠牝馬 である。南米の凱旋門賞こと「カルロス・ペレグリーニ大賞」にも遠征して3着に健闘 している。引退後はアメリカ人の生産者に買われて、1970年「仏1000ギニー」勝ち馬パンパードミスや1976年「英ダービー」勝ち馬エンペリーの母となった。エンペリーは種牡馬として日本に輸入されて、NHK杯2着のシンボリデーバを出した。 ・サントリン(Santorin) 1970年代の名馬で、ペルー所属馬による史上初の「カルロス・ペレグリーニ大賞」勝利をもたらした(1973年) 。なお、当時のカルロス・ペレグリーニ大賞はダート戦 である。サントリンはペルー産馬で、ペルー調教馬である。産駒のGalenoが1984年に3冠目「ダービーナシオナル」を勝利しているが、今ではその系統の種牡馬をサイアーランキング上位に見ることはできない(下位にはいるかもしれないが…)。 以上のペルーを代表する3頭は、いずれもマッチェム系だがハリーオンの子孫 なので(マンノウォー系ではない)、ハリーオンの系統が過去に南米で栄えていたことを感じさせられる。 ★ペルーのサイアーランキング★ (2018年1月~4月末時点のもの)凡例 赤:ストームキャット系 青:ミスタープロスペクター系 緑:デピュティミニスター系 オレンジ:ノーザンダンサー系(ストームキャットとデピュティミニスター以外) 薄紫:エーピーインディ系 黒:その他の系統(今回はダマスカス系のみ) 1位 プライベートリーヘルド[Privately Held](ダマスカス系) 1994年生まれの米国産馬。現役時代に重賞勝ちはなく、アメリカの名前のついたレースで2着があった程度だったが、それよりも名牝チャイムズオブフリーダムの全弟 という血統背景を買われたのだろう。近親にはアルデバランⅡやスピニングワールドもいる。 名前のとおりダマスカス系の名種牡馬プライベートアカウントの直仔 である。2位 ペガサスウインド[Pegasus Wind](ミスタープロスペクター系) 2004年生まれの米国産馬で、米2歳GⅠの3着馬。名前のとおりフサイチペガサスの直仔 なので、日本に少し縁がある種牡馬である。3位 サウスデイル[Southdale](ストリートクライ系) 2006年生まれのカナダ産馬で、カナダのダートGⅢ勝ち馬。母母がカナダのローカルGⅠ勝ち馬 である。ウィンクスでおなじみストリートクライの直仔世代にあたる。もう少し大きな分類で見るとマキャベリアン系 である。4位 マンオブアイアン [Man Of Iron](ストームキャット系) 2006年生まれの米国産馬で、2009年BCマラソン勝ち馬。さらに半兄・半姉にカジノドライヴ、ベルモントS勝ち馬Jazil、牝馬の身でベルモントSを勝ったRags to Richesがいる良血馬 。まさにダート長距離の番組が多いペルー向きの種牡馬 といえよう。5位 ミニスターズジョイ[Minister's Joy](デピュティミニスター系) 2002年生まれの米国産馬で、米GⅢ2着馬。デピュティミニスターの直仔世代にあたる。6位 リヴィエラカクテル[Riviera Cocktail](ストームキャット系) 2006年生まれの米国産馬で、アメリカの芝GⅡ3着馬。ウォーフロントの半弟 で、ジャイアンツコーズウェイの直仔という血統背景の持ち主である。7位 ヤザマーン[Yazamaan](ガリレオ系) 2004年生まれの英国産馬で、現役時代はイギリスで2勝したがこれといった大きなレースの勝ち鞍はない。母母がイーストオブザムーン で、母母母がミエスク である。ガリレオの直仔世代にあたる。8位 トムシート[Tomcito](ストリートクライ系) 2005年生まれの米国産馬だが、セリ市で買われてペルーでデビューした馬。 北半球の2歳夏~秋にあたる時期に(このタイミングだと南半球では3歳扱いされる)、ペルー二冠馬 となり(1冠目「ポーリャ・デ・ポトリリョス」だけ2着に敗れた)、年が明けてから北半球の3歳馬として米GⅠ「フロリダダービー」に出走して3着 に入り、ペルーで種牡馬入りした。そんなわけでペルーにおけるマル外の名馬 である。Youtubeにトムシートが勝った3冠目「ダービーナシオナル」の動画 があるので、貼っておきます(画質はあまり良くないですが…)。VIDEO 道中最後方の位置取り で、大外から差しきる黄色の勝負服 がトムシートです。9位 フォレストリー[Forestry](ストームキャット系) 1996年生まれの米国産馬で、米GⅠ馬。種牡馬としてはディスクリートキャットや「オーシャンS(GⅢ)」2着のエーシンエフダンズの父として知られる。 アルゼンチンにシャトルされた時期もあるので、2016年アルゼンチンのサイアーランキングでも31位 に入っている。現在はブラジルで種牡馬を続けている。10位 タイムリーアドバイス[Timely Advice](エーピーインディ系) 2005年生まれの米国産馬で、カナダのGⅢ3着馬。だがそれよりも、母がアメリカの2歳牝馬限定GⅠ勝ち馬 で、エーピーインディの直仔という血統背景を買われたのだと思われる。11位 ペガサス・バイ・ストーム[Pegasus by Storm](ミスタープロスペクター系) 2003年生まれの米国産馬で、現役時代はアメリカで5戦2勝だったがステークス勝ちがある馬。母母がアメリカの牝馬限定芝GⅠ2着馬 で、母母母トリプルワウ は日本に繁殖牝馬として輸入されており、牝系からはフサイチオーレ、ダイワキャグニー、今年の高知3歳勢の有力馬ネオプリンセス などが出ている。というわけで、血統背景はまあまあといったところか。12位 ミールペナルティー[Meal Penalty](ストームキャット系) 2005年生まれの米国産馬で、米GⅢ3着馬。テイルオブザキャットの産駒である。血統背景については母が米GⅡ2着馬という程度 で、特筆すべきものは何もないようである。馬名については、労務関係の法律用語で「雇用者が労働者に食事休憩を十分に与えていないこと」を指すものだが、転じて「ごはんも食べずにがんばる」という意味…ということだろうか。13位 Museeb(ダンジグ系) 2002年生まれの米国産馬で、英リステッド2着馬。名牝メサーフの半弟 であり、1998年の英GⅠ「ジュライカップ」勝ち馬Elnadimの全弟 という血統背景を買われて種牡馬入りしたと思われる。馬名はイスラム圏の人名だが、読み方はわからない。たぶんムシーブとかムゼーブとかでいいんじゃないですかね。14位 スピンマスター[Spin Master](ディストーテッドヒューマー系) 2004年生まれの米国産馬で、米GⅢ2着馬。一応、母母が米2歳牝馬限定GⅠの勝ち馬 だが、それ以外に特筆すべきことはない。15位 シンジザターフ[Singe the Turf](ガリレオ系) 2008年生まれの愛国産馬で、現役時代はアイルランドで2戦1勝の戦績だったが、2007年愛ダービー馬ソルジャーオブフォーチュンの全弟 という血統背景を買われて種牡馬入りしたと思われる。ソルジャーオブフォーチュンはブラジルやチリでGⅠ馬を出して南米で活躍している ので、そのあたりも良かったのだろう。16位 アンブライドルズキング[Unbridels King](アンブライドルドズソング系) 2000年生まれの米国産馬で、米リステッド勝ち馬。これといって特筆すべきことはない馬だが、引退後はペルーで種牡馬入りした。17位 フロイト[Freud](ストームキャット系) 1998年生まれの米国産馬で、英GⅡ勝ち馬だが、ジャイアンツコーズウェイの全弟 である。アルゼンチンのサイアーランキングの記事で11位の馬として紹介した が、ペルーでは以前からアルゼンチン産のマル外としてフロイトの産駒が活躍 している。18位 バッジオブシルバー[Badge of Silver](デピュティミニスター系) 2000年生まれの米国産馬で、米ダートGⅠ2着馬だが、芝GⅠのBCマイル(2006年)でも3着に入っている。引退後はアメリカで種牡馬入りし、セン馬の芝GⅠ馬を出したが、2014年にカナダに輸出され、2017年にペルーに輸出された。シルヴァーデピュティの産駒なのでこの名前である。19位 フランダースフィールズ[Flanders Fields](エーピーインディ系) 2003年生まれの米国産馬で、現役時代はアメリカで13戦3勝の成績を残したが、それよりも母が1994年BCジュヴェナイルフィリーズ勝ち馬フランダース で、エーピーインディの直仔という血統背景を買われて2007年にペルーで種牡馬入りしたと思われる。ペルーの新種牡馬リーディングサイアー に輝いており、複数のクラシック勝ち馬を出している。20位 オーサムツイスト[Awesome Twist](デピュティミニスター系) 2002年生まれの米国産馬で、米GⅡ2着馬だが、それよりも母が米GⅠ2勝馬 で、父がオーサムアゲインという血統背景を買われてペルーで種牡馬入りしたと思われる。2015年に13歳の若さで死去している。~~~21位以下は、簡単な紹介のみにします~~~ 21位 アクションディスデイ[Action This Day](ロベルト系) 米国産馬で、2003年BCジュヴェナイルの勝ち馬。 クリスエスの直仔世代にあたる。 22位 アプレンティス[Apprentice](フォーティナイナー系) 2002年・2009年・2010年にペルーでリーディングサイアーに輝いた馬 だが、2年ほど前に26歳で死去している。米国産馬で、現役時代はアメリカのリステッド2着があった程度だった。フォーティナイナーの直仔世代にあたる。 23位 ゴートゥザサン[Go to the Sun](ゴーンウエスト系) カナダ産馬で、カナダのGⅡ3着馬。2016年に死去している。 24位 ランドオブザジャイアンツ[Land of the Giants](ストームキャット系) 米国産馬で、現役時代はアメリカで6戦3勝したが、これといった勝ち鞍はなかった。名前のとおりジャイアンツコーズウェイの直仔で、母がアメリカの2歳牝馬限定GⅠの勝ち馬。 25位 ピュアプライズ[Pure Prize](ストームキャット系) 過去記事でアルゼンチンのサイアーランキング2位の種牡馬として紹介した が、ペルーではおもにアルゼンチン産のマル外が活躍 している。 26位 マングース[Mongoose](ブロードブラッシュ系) 米国産馬で、米GⅠ勝ち馬。2018年で20歳になる種牡馬。ブロードブラッシュの直仔世代にあたる。 27位 アドミラルズクルーズ[Admiral's Cruise](エーピーインディ系) 米国産馬で、英GⅢ勝ち馬。半姉に米GⅠ2着馬がいる。母母母がスルーオダイナの母馬スルー である。2011年に9歳の若さで死去している。 28位 シックスティーズアイコン[Sixties Icon](ガリレオ系) 過去記事でアルゼンチンのサイアーランキング38位の種牡馬として紹介した が、ペルーではアルゼンチン産のマル外が活躍しているだけと思われる。 29位 ソングサイクル[Song Cycle](ブラッシンググルーム系) 米国産馬で、現役時代はアメリカで18戦3勝だったが、これといった勝ち鞍はなし。母の牝系からはホワイトフーガ が出ており、母母が名繁殖牝馬グローリアスソング という血統背景を持っている。チェロキーランの直仔世代にあたる。 30位 トーキート[Tawqeet](キングマンボ系) 過去記事でアルゼンチンのサイアーランキング48位の種牡馬として紹介した が、ペルーではアルゼンチン産のマル外が活躍しているだけだと思われる。 ~~~考察~~~ ・他のパートⅠ国と比べて血統のレベルはかなり落ちる。 どちらかと言えば、パートⅡ国に近いラインナップ だ。それでもパートⅠの格付けをもらっているわけだから、育成の技術面は優れている ということか。歴史もあるし…。 ・他の南米パートⅠ国と比べてシャトルサイアーがほとんどおらず、 その代わりにアメリカで2流の成績だった馬が、ペルーで種牡馬入りするパターンが目立つ。 その種牡馬たちもある程度の血統背景を持っていることは多いが、やっぱりアルゼンチンあたりに比べると華やかさに欠けるラインナップであることは否めない。 ・内国産種牡馬はなんとサイアーランキング30位以内に1頭もいない状態 である。内国産種牡馬が冷遇されてるってレベルじゃねーぞ! ・上位20頭の系統は、ストームキャット系5頭 、ミスタープロスペクター系が全部合わせて6頭 、デピュティミニスター系が3頭 、その他のノーザンダンサー系が3頭 (ガリレオ系2頭+ダンジグ系1頭)、エーピーインディ系が2頭 、ダマスカス系1頭 という内訳になっている。よって、ストームキャット系が多め で、デピュティミニスター系もやや多い と言えよう。 ・珍しい系統の種牡馬 は、上位のほうでは1位のプライベートリーヘルド(ダマスカス系) のみ。それ以外だと21位以下に26位マングース(ブロードブラッシュ系) 、29位ソングサイクル(ブラッシンググルーム系) がいる程度。 ・日本との関連はフサイチペガサス産駒の種牡馬のみ だが、内国産種牡馬が冷遇されている現状を見ると父系が残るとは考えにくい…。 ・最後にサイアーランキングの情報源のスクリーンショットを貼っておきます。 ※( )に種牡馬の父名が書かれています。★ランキングの情報源について★ ・http://padrillosenlinea.com/rsdp/index →このサイトはチリのサイアーランキングの時に紹介したとおり、チリの競馬主催者とアメリカのBloodhorse.comが提携して運営しているサイトなのですが、他の南米パートⅠ国および元パートⅠ国ウルグアイのサイアーランキングもみることができます(上位30位まで)。 ※上のほうに「Ordenar Por(=並べ替え)」と書かれている3つのボタン「1º」「SUMAS」「E.1º」は、それぞれ「勝利数順」「賞金額順」「アーニングインデックス順」を意味します。無操作だと「賞金額順」で表示されます。 ・このほか、首都リマにある「モンテリーコ競馬場」の公式サイトが「ペルー・ジョッキークラブ」の公式サイトも兼ねているようです。こちらでは騎手や生産者の成績が見れるが、種牡馬のランキングは上位10頭しか見れないうえに、更新も遅い。 モンテリーコ競馬場の公式サイト内にある「統計資料」のページhttp://www.hipodromodemonterrico.com.pe/pedigree/sistemas/arbol/estadisticas_oficiales.php →なお、トップページを見ると大きな広告が表示されるがcerrar(閉じる)のボタンをクリックすれば、ちゃんと閉じることができる。]]>
海外競馬の紹介(血統など)
2018-05-03T13:10:56+09:00
六文字破矢多
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チリのサイアーランキングを紹介します!
今回はチリのサイアーランキングを紹介します…が、年末にサイアーランキングのスクリーンショットを撮り忘れていたので、申し訳ないのですが「2018年1月~3月いっぱい」時点での順位を紹介します(ブラジル以外の南米諸国は北半球式に1月~12月でランキングを集計している)。シーキングザダイヤは4位に入っています!○チリ競馬の基礎知識2歳~3歳の短距離競走に偏重した番組編成が特徴。全国的に統一された組織はなく、「サン
シーキングザダイヤは4位に入っています!○チリ競馬の基礎知識 2歳~3歳の短距離競走に偏重した番組編成 が特徴。 全国的に統一された組織はなく、「サンティアゴ馬事協会 (首都サンティアゴの芝レース 担当)、チリ競馬協会 (首都サンティアゴのダート 担当)、バルパライソ・スポーティングクラブ (バルパライソにある芝の競馬場 )」が主要3団体と言われている。主要3団体と地方の格差は大きいらしい。そんなわけで、芝とダートどちらがメインということはなく同等の扱い になっているが、“芝が苦手な馬はダートのレースへ” “ダートが苦手な馬は芝のレースへ” という感じで住み分けされているらしい。○ナシオナル三冠と各地域の三冠レース ナシオナル三冠 (チリの三冠レース) 1冠目「エル・エンサーヨ (芝2400m) 」:10月にサンティアゴ馬事協会 が開催する。 2冠目「チリ・セントレジャー (ダ2200m) 」:12月にチリ競馬協会 が開催する。昔はバルパライソ・スポーティングクラブが芝3000mで開催していた。 3冠目「エルダービー (芝2400m) 」:2月にバルパライソ・スポーティングクラブ が開催する。 ナシオナル三冠とは別に、各主催者の中で別にして三冠レースが行われている。 それを勝ち抜いた馬たちがナシオナル三冠に挑むという図式になっている。 ナシオナル三冠は芝とダートが混在しているが、近年は芝とダートそれぞれに特化する傾向がある ため、三冠を制するのは困難 とされている。○シーキングザダイヤ の活躍 ※活躍馬が多すぎるので、近2年のGⅠレースのみとします。 ・2015年シーズンに、ナシオナル3冠目「エルダービー」 をリオアリペン(Rio Allipen) が勝利。 ・2015年シーズンに、サンティアゴ馬事協会の2歳牝馬チャンピオン決定戦「アルトゥロ・ライオン・ペーニャ賞(GⅠ)」 をソラーナ(Sorana) が勝利。 ・2016年シーズンのナシオナル1冠目「エル・エンサーヨ」 をコロールロサ(Color Rosa) が勝利。 ・2016年シーズンの古馬GⅠ「サンティエゴ馬事協会賞(芝2000m)」 をトップカサブランカ(Top Casablanca) が勝利。 …そんなわけで、噂どおり本当にリーディング級の活躍をしていてビックリしました。 なにしろ、相手は欧米の名の知れたシャトルサイアーたち なのだから。ロックオブジブラルタル、ルッキンアットラッキー、スキャットダディ、ソルジャーオブフォーチュンといったところと互角以上に戦っているのである。チリの生産者が上手く配合し、育成してくれている おかげで互角に戦わせてもらえているのかもしれない。○チリ勢はなぜ「カルロス・ペレグリーニ大賞」を勝てないのか? チリ勢が“南米の凱旋門賞”こと「カルロスペレグリーニ大賞」を一度も勝っていない ことがしばしば取り上げられているが、その要因として「カルロスペレグリーニ大賞」が蒸し暑い夏に行われるためチリ勢が敬遠している ことが挙げられる。この時期はチリでは涼しく過ごせるため、無理してわざわざ暑い場所に行かせたくないと考えているのだそうだ。○チリの名馬 ・オールドボーイ(Old Boy) :アングロアラブ の身ながら、当時は芝3000mだった「チリ・セントレジャー」でサラブレッドを相手に勝利した。全成績は36戦33勝。 ・クーガー(Cougar) :チリ産馬で、アメリカに移籍して1972年最優秀芝古馬 に選出された。種牡馬としても1982年ケンタッキーダービー馬ガト・デル・ソルを出した が、そのガトデルソルが種牡馬として成功できなかったようで、今では父系は残っていない。なお、父系はボワルセル系 に属する。 ・リドパレス :アメリカのGⅠ馬としてJCダートに出走したチリ産馬 だが、クロフネの8着 に敗れた。チリ時代に勝ったGⅠは、ナシオナル2冠目「チリ・セントレジャー」などすべてダートのGⅠだったが、芝のレースであるナシオナル1冠目「エル・エンサーヨ」でも2着に入っている。よほど地力が高かったということだろうか。○ヒューソネット(Hussonet) について ・チリで2000年~2006年に7年連続リーディングサイアー に輝いた馬で、チリの大種牡馬として知られる。 ・1991年生まれの米国産馬で、現役時代は米リステッド3着があった程度だったが、ミスタープロスペクターの直仔であり、母が1987年BCディスタフ勝ち馬Sacahuista という血統背景を買われて種牡馬入りしたのだと思われる。 ・産駒のHostがチリのダートGⅠを勝った後、米国に移籍して芝GⅠを勝っている。 ・オーストラリアでも複数のGⅠ馬を出しており、 ReeanというGⅠ馬が種牡馬入りしているが豪サイアーランキングで100位~200位台と苦戦している。 ・アルゼンチン産馬のHussonが2015年シーズンの豪サイアーランキングで32位 に入る活躍を見せている。 ・安田記念でサトノアラジンの10着に敗れたが、オーストラリア産馬で香港調教馬のコンテントメント もヒューソネットの産駒である。 ・2018年3月いっぱいのランキングでは、ブルードメアサイアーのほうで2位に入っている。さすがは過去のリーディングサイアー といったところか。★チリのサイアーランキング★ (2018年1月~3月いっぱいの時点)凡例 赤:ストームキャット系 青:ミスタープロスペクター系 緑:デインヒル系 黒:その他 1位 ダンカーク(アンブライドルドズソング系) 2009年「ベルモントS」の2着馬。アメリカとチリの間でシャトル供用されていたのだと思われるが、2015年からは日本で種牡馬入り しており初年度産駒が今年デビューする。 アメリカではHavanaという2歳GⅠの勝ち馬が出ているが、この馬はフィリピンで種牡馬入りしている。2位 ルッキンアットラッキー[Lookin At Lucky](スマートストライク系) 2010年「プリークネスS」勝ち馬。今年もアメリカで17500ドル(約175万円)となかなかの値段を維持しているので、チリにはシャトル種牡馬として来ているのだと思われる。3位 タンブルブルータス[Tumblebrutus](ストームキャット系) 2001年生まれの米国産馬で、現役時代は愛2歳GⅡで2着だった馬だが、ジャイアンツコーズウェイの全弟 という血統背景を買われて種牡馬入りしたのだと思われる。ケンタッキー州で種牡馬入りした後、チリに輸出された。4位 シーキングザダイヤ(ストームキャット系) ご存知のとおり現役時代は日本で活躍したシーキングザダイヤです! 主な代表産駒については上述してあります。シーキングザダイヤ産駒はインドでもクエーサーが「インドセントレジャー」を勝つなど活躍 したが、おそらくインドとの間でシャトル供用されているのだと思われる。 そうであれば、インドの内国産しか出れないインドの三冠レース勝ち馬を出しつつ、チリでの供用も可能だからだ。5位 アラゴーン[Aragorn](ストームキャット系) 2002年生まれの愛国産馬で、アメリカの芝GⅠ勝ち馬。最初はアメリカで種牡馬入りしたが、2012年にチリへ輸出された。日本では持込馬のエルダリオンがJRAで1勝を挙げた。6位 ロックオブジブラルタル(デインヒル系) 今年もアイルランドのクールモアスタッドで種牡馬を続けているので、チリにはシャトル種牡馬として来ているのだと思われる。アイルランドでの種付け料は年々下落傾向にあり、種牡馬入り当初は65000ユーロ(約780万円)だったのが、2018年は7500ユーロ(約90万円)まで落ち込んでいる。7位 ヘンリー・ザ・ナビゲーター(キングマンボ系) 2005年生まれの米国産馬で、現役時代は英2000ギニーなど芝GI4勝およびオールウェザーのBCクラシックでも2着に入った。しかし、種牡馬としてはアメリカおよびアイルランドでの産駒はBCジュヴェナイルターフを勝ったジョージヴァンクーヴァーが出た程度であるため、種付け料は年々下落傾向にあり、種牡馬入り当初は65000ドル(約650万円)だったのが、2016年には7500ユーロ(約90万円)まで落ち込んでいる。8位 モンティール[Monthir](ガルチ系) 1999年生まれの米国産馬で米GⅡ2着馬だが、半弟に米2歳GⅠ勝ち馬で種牡馬としても米GⅠ馬を出しているSky Mesa(スカイメサ)がいるので、血統背景はそれなりだと思われる。9位 レイマン[Layman](サンデーサイレンス系) 2002年生まれの米国産馬で、仏2歳GⅠで2着だった馬。ダーレーグループが生産したサンデーサイレンスの直仔 である。フランスで種牡馬入りしてGⅢ勝ち馬を出したが、2012年にパートⅡ国スウェーデンに輸出され、2016年にはウルグアイにシャトルされている。チリでは2013年産と2014年産の産駒が走っているのが確認できるが、まだ大レースの勝ち馬は出ていないようである。10位 イワン・デニーソヴィチ[Ivan Denisovich](デインヒル系) 2003年生まれの愛国産馬で、英仏米の芝GⅠで2着~3着が4回もあった馬だが、「デインヒル×名牝ハリウッドワイルドキャット」 という血統背景を買われて種牡馬入りしたのだと思われる。種牡馬入り当初はアイルランドのクールモアスタッドとクールモアオーストラリアの間でシャトルされていたが、2010年にチリに輸出された。馬名の由来は旧ソ連の文学作品のタイトルから。11位 グシュタード[Gstaad](ストームキャット系) 2004年生まれの米国産馬で17戦2勝の成績に終わった馬だが、母が1999年BCジュヴェナイルフィリーズの勝ち馬Cash Run で、母母も米牝馬限定GⅠの勝ち馬という血統背景を買われて種牡馬入りしたのだと思われる(母の半兄にフォレストリーもいる) 。ストームキャットの直仔世代にあたる。馬名の由来はスイスのリゾート地の名前より。12位 ブレスレスストーム[Breathless Storm](ストームキャット系) 2008年生まれの米国産馬で、重賞勝ちはないものの一応アメリカで名前の付いているレースを勝っている。ストームキャットの直仔であり、半兄に米GⅠ馬 がいたり、母の半兄に2016年アルゼンチンのサイアーランキング22位のムタクディム(Mutakddim)がいたり、牝系にはリズムの名前も出てくるのでそれなりの血統背景は持っている。13位 ニューファンドランド(ストームキャット系) 2000年生まれの米国産馬で、現役時代は米GⅠ2着が2回あった馬。だがそれよりも、ストームキャットの直仔であり、母が米GⅠ3勝馬 という血統背景を買われて種牡馬入りしたのだろう。最初はケンタッキー州で種牡馬入りしたが、現在はチリで繋養されている。昨年と今年のドバイミーティング関連のレースで活躍したチリ産馬のUAE所属馬フュリアクルザーダ(Furia Cruzada) はチリ所属時代にGⅠを3勝している。14位 スキャットダディ[Scat Daddy](ストームキャット系) 2004年生まれの米国産馬で、米GⅠ2勝馬。シャトル先のチリで2013年~2016年に4年連続リーディングサイアー に輝き、近年は世界中で産駒がGⅠを勝ちまくっている が、2015年に11歳の若さで死去している。なお、2017年の米サイアーランキングでは6位 に入っている。15位 ディラントーマス(デインヒル系) 2007年凱旋門賞を勝つなどした名馬だが、種牡馬としては苦戦している。 活躍馬といえば香港の中長距離路線で活躍したブレイジングスピード やイタリアのGⅠ馬といったところであり、イギリスやフランスで活躍馬が出ていない せいか、種付け料は種牡馬入り当初は50000ユーロ(約600万円)だったのが、2018年は5000ユーロ(約60万円)まで落ち込んでいる。チリでは2013年にシャトルされ始めたばかりだが、わずか2世代しか走ってない中ですでにGⅠ馬が出ているのでチリに活路を見い出せるかも…? 16位 ブルーグラスキャット[Bluegrass Cat](ストームキャット系) 2003年生まれの米国産馬で、米GⅠ勝ち馬。チリにはシャトル種牡馬として来ているのだと思われる。2018年のアメリカでの種付け料は7500ドル(約75万円)なので、マイナー種牡馬の部類だろう。ストームキャットの直仔世代にあたる。17位 ソルジャーオブフォーチュン(ガリレオ系) 2004年生まれの愛国産馬で、2007年愛ダービー勝ち馬。ブラジルのサイアーランキングのほうでも取り上げたが、欧州では重賞勝ち馬すら出せていない 状態である。しかし、チリでは複数のGⅠ馬が出ているので(ブラジルでも出てるし)、南米で活躍していけそうだ。 18位 インディダンサー(エーピーインディ系) 2000年生まれの米国産馬で、米GⅠ3着馬。エーピーインディの直仔世代にあたる。19位 ダディーロングレッグズ[Daddy Long Legs](ストームキャット系) 2009年生まれの米国産馬で、2012年UAEダービー勝ち馬。引退後はチリで種牡馬入りした。スキャットダディの直仔なので、この名前である。20位 カエサリオン[Caesarion](デインヒル系) 1999年生まれの愛国産馬で、仏GⅢ勝ち馬。引退後はチリで種牡馬入りした。デインヒルの直仔世代である。馬名の由来はプトレマイオス朝エジプトの最後の王様の名前から。~~~考察~~~ (1)種牡馬の生産国(現役時代の調教国)について ・欧州産種牡馬 もある程度の勢力を持っているが、米国産種牡馬のほうが多い。 ・日本関連の種牡馬は、4位のシーキングザダイヤ と9位のレイマン である。なお、フサイチペガサスも48位 に入っている。(2)種牡馬の系統について ・ストームキャットが圧倒的に多い! 20位のうち9頭がストームキャット系で、3位・4位・5位にも入っているため層の厚さがうかがえる。 ・2番目に多いのがデインヒル系 で、20位のうち4頭がデインヒル系である。最高順位はロックオブジブラルタルの6位。 ・上位20頭のうち、ミスタープロスペクター系は全部合わせて4頭 である。1位・2位・7位・8位に入っており、上位のほうに多い。 ・上位20頭の残り3頭がサンデーサイレンス系 ・ガリレオ系・エーピーインディ系となっている。そんなわけで比較的メジャーな系統が顔をそろえたサイアーランキング であり、特筆すべき系統の種牡馬は上位には入っていない。(3)内国産種牡馬について ・内国産の最上位 は28位のDomingo Siete(エーピーインディ系) であるが、この馬は現役時代にチリのGⅠで2着までだった馬である。 ・チリの大種牡馬ヒューソネットの後継種牡馬たち はどこへ行ったのやら…。30位どころか50位にも入っていないし。2歳リーディングの下位のほうにMondrianというステークス勝ち馬 と、その産駒のEntre Juanesという現役時代の成績が不明な馬 がいる。 ・チリも南米の例に漏れず、欧州・米国から流れてくる種牡馬やシャトルサイアーを相手に内国産種牡馬は苦戦 を強いられており、ヒューソネットのような過去に流行った種牡馬の系統もすぐに廃れてしまう ようだ。 ・49位にAuguriというチリ産馬(ニジンスキー系) がいるが、この馬は1992年生まれであり、すでに死去していると思われる。このAuguriは過去に2007年チリ年度代表馬のPaloma Infiel という馬を出している。(4)レアな系統の種牡馬について ・30位にヘイロー系のセイントバラードの分岐 に属する米GⅢ勝ち馬オーシャンテラス(OCEAN TERRACE) が入っている。 ・42位にブラジルのサイアーランキングでも取り上げたミルリーフ系のKnow Heightsの分岐 であるセンド・イン・ザ・クラウンズ(SEND INTHE CLOWNS)というアルゼンチンのGⅠ馬 がいる。 ・正直言うと、「思ったほど珍しい種牡馬はいなかったな」 という感想です。それだけ欧米の種牡馬の影響が強い ということでしょう。 ・最後にサイアーランキングの情報源のスクリーンショットを貼っておきます。 ※( )に種牡馬の父名が書かれています。★ランキングの情報源について★ http://padrillosenlinea.com/rsdp/index →このサイトはチリの競馬主催者とアメリカのBloodhorse.comが提携して運営しているサイト です。チリ競馬主催者の公式サイトにもリンクが貼られています。 ※上のほうに「Ordenar Por(=並べ替え)」と書かれている3つのボタン「1º」「SUMAS」「E.1º」は、それぞれ「勝利数順」「賞金額順」「アーニングインデックス順」を意味します。無操作だと「賞金額順」で表示されます。http://www.studbookdechile.cl/index.php/en/statistics-stud-book こちらは『チリ・スタッドブック』 の「統計資料」のページです。「Estadística General de Padrillos」の項目で50位まで見ることができる。今回の記事では2018/4/4時点での情報を記載しています。なお、このページでは2歳リーディングやブルードメアサイアーランキングのほうが上に記載されているので見間違えないように注意。 なお、いずれのサイトも過去のランキングは公開していないので、昨年の順位は見れないです。]]>
海外競馬の紹介(血統など)
2018-04-13T15:52:24+09:00
六文字破矢多
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2017年のGⅠ成績をファミリーナンバー別に比較します!
★2017年の中央競馬GⅠ勝ち数まとめ(ファミリーナンバーごと)・GⅠを2つ以上勝っている馬には※印をつけています。(上半期)フェブラリーS ゴールドドリーム 5h高松宮記念 セイウンコウセイ 2f大阪杯 キタサンブラック 9g桜花賞 レーヌミノル 2c皐月賞 アルアイン 2s天皇賞(春) キタサンブラック ※NHKマイルカップ アエロリット 6aヴィクトリアマイル アドマイヤリード 22aオークス ソウルスターリング 16c日本ダービー
★2017年の中央競馬GⅠ勝ち数まとめ(ファミリーナンバーごと) ・GⅠを2つ以上勝っている馬には※印をつけています。 (上半期) フェブラリーS ゴールドドリーム 5h 高松宮記念 セイウンコウセイ 2f 大阪杯 キタサンブラック 9g 桜花賞 レーヌミノル 2c 皐月賞 アルアイン 2s 天皇賞(春) キタサンブラック ※ NHKマイルカップ アエロリット 6a ヴィクトリアマイル アドマイヤリード 22a オークス ソウルスターリング 16c 日本ダービー レイデオロ 2f 安田記念 サトノアラジン 16h 宝塚記念 サトノクラウン 20c (下半期) スプリンターズS レッドファルクス 9c 秋華賞 ディアドラ B3(ロジユニヴァースやランフォルセでおなじみ名牝ソニックレディの牝系) 菊花賞 キセキ 22b 天皇賞(秋) キタサンブラック ※ エリザベス女王杯 モズカッチャン 10a マイルCS ペルシアンナイト 9h ジャパンカップ シュヴァルグラン 12c チャンピオンズC ゴールドドリーム ※ 阪神ジュベナイルフィリーズ ラッキーライラック 6a 朝日杯フューチュリティS ダノンプレミアム 1s 有馬記念 キタサンブラック ※ ホープフルS タイムフライヤー 14(細かい分岐なし) ・昨年との比較は「頭数増↑ 、頭数減↓ 、頭数同→」で表現しています。 1号族↓ :1頭(ダノンプレミアム) 2号族↑ :4頭 (セイウンコウセイ、レーヌミノル、アルアイン、レイデオロ) 3号族→:0頭(ネオリアリズムが海外GⅠを勝利 、ララベルが交流GⅠを勝利) 4号族↓ :0頭(エネイブルが海外で活躍 、ヒガシウィルウィンが交流GⅠを勝利、オジュウチョウサンが障害GⅠ勝利 。平地もイスラボニータ、エアスピネルなどが活躍) 5号族↑ :1頭(ゴールドドリーム、ウィンクスが海外で活躍 ) 6号族→:2頭 (アエロリット、ラッキーライラック) 7号族→:0頭(キングズガードがGⅢを勝利) 8号族↓ :0頭(ロゴタイプが安田記念2着、ブラムトが海外で活躍 ) 9号族↑ :3頭 (キタサンブラック、レッドファルクス、ペルシアンナイト) 10号族↓ :1頭(モズカッチャン) 11号族→:0頭(ダンスディレクターが阪神C2着など、メイショウスミトモが重賞2勝) 12号族→:1頭(シュヴァルグラン) 13号族→:0頭(アウォーディーがドバイワールドC5着など、ロンドンタウンがコリアカップ勝利) 14号族↑ :1頭(タイムフライヤー) 15号族→:0頭(ウインターが海外で活躍 、ステファニーランが道営でぼちぼち活躍) ※衰退しているナンバー 16号族→:2頭 (ソウルスターリング、サトノアラジン) 17号族→:0頭(ガンランナーが海外で活躍 、ブルドッグボスが交流GⅢを勝利、アメリカズカップ) 18号族→:0頭(ビップライブリーが京阪杯2着など) 19号族→:0頭(チャーチルが海外で活躍 、レインボーラインが秋の天皇賞3着、アルバート、ブリザード) 20号族↑ :1頭(サトノクラウン) 21号族→:0頭(ヤングマンパワーがマイラーズC3着など) 22号族→:2頭 (アドマイヤリード、キセキ) 23号族→:0頭(サウンズオブアースが札幌記念4着、スーパーステションが道営で活躍) B3号族→:1頭(ディアドラ)★今年の総評 ・昨年絶好調だった1号族 と昨年不調だった2号族 の立場が、完全に逆になった ことが最も大きな変化だった。まあ、サトノダイヤモンドが国内で走っていれば1号族の成績はもうちょっと伸びたかもしれないし、スワーヴリチャードもトップレベルの活躍を見せたが…。 ・2位の9号族 は、交流GⅠや海外のレースで活躍した日本馬(元・日本馬) も多かった。 ・同率3位の6号族・16号族・22号族 は、ほぼ昨年とは違う顔ぶれでGⅠ馬2頭を維持 することができた。 ・B3号族 は普通のファミリーナンバーとは違う“ブリティッシュナンバー”であるが、昨年のメジャーエンブレムに続き、ディアドラがGⅠを勝ったことでGⅠ馬1頭を維持 することができた。 ・15号族は衰退したファミリーナンバー と言われるが、そんな中でクールモアグループ の共同所有馬であるウインターが英愛1000ギニーなどを勝利 して大活躍した。しかも牝馬であり、衰退した15号族を発展させる可能性を秘めている ので注目したい。一応、地方競馬でもステファニーランがまずまずの活躍を続けている。★障害GⅠ・交流GⅠ・海外GⅠ勝ち馬のファミリーナンバー 中山グランドジャンプ オジュウチョウサン 4i 中山大障害 オジュウチョウサン ※ 川崎記念 オールブラッシュ 2n かしわ記念 コパノリッキー 1o(オー) 帝王賞 ケイティブレイブ 1s ジャパンダートダービー ヒガシウィルウィン 4d 南部杯 コパノリッキー ※ JBCクラシック サウンドトゥルー 22b JBCスプリント ニシケンモノノフ 6(細かい分岐なし) JBCレディスクラシック ララベル 3n 全日本2歳優駿 ルヴァンスレーヴ 9f 東京大賞典 コパノリッキー ※ ヴィブロス ドバイターフ 12c ※当然、半兄シュヴァルグランも同じナンバー ネオリアリズム クイーンエリザベスⅡ世C 3l(エル) エピカリス (UAEダービー2着) 9e ※GⅡで、しかも負けてますが一応。 ロンドンタウン (コリアカップ) 13c グレイスフルリープ (コリアスプリント) 1n トーセンスターダム (豪調教馬として、豪GⅠを2勝) 9a★海外の大物競走馬のファミリーナンバー エネイブル 4m ガンランナー 17b(シーキングザパールやスピルバーグと同じナンバー) アロゲート 16g ウィンクス 5b ウインター 15a(衰退した希少なナンバー) チャーチル 19a ブラムト 8a ミスタースタニング(香港スプリント) 1n ビューティジェネレーション(香港マイル) 22b★地方の大物競走馬のファミリーナンバー (北海道) オヤコダカ 3d スーパーステション 23b(4代母がアメリカの名牝ウイニングカラーズ) サザンヴィグラス 26(非主流のマイナーなファミリーナンバーだが、近親にマンオブパーサーなどがいる牝系) ストロングハート 5g (岩手) ラブバレット 2e エンパイアペガサス 25(非主流のマイナーなファミリーナンバー。母母母母Cinegitaは、佐賀のキョウワカイザーの母母母でもあり、近親にあたる) ベンテンコゾウ 14c (南関東) ヒガシウィルウィン 4d(地方の活躍馬が多いキハクの一族) ララベル 3n ブルドッグボス 17b(シーキングザパールやスピルバーグと同じGoofedの牝系) キタサンミカヅキ 22(細かい分岐なし) ハセノパイロ 3o(オー) (金沢) グルームアイランド 13c (笠松) ハイジャ 2n (名古屋) カツゲキキトキト 4m ドリームズライン 12c サムライドライブ 12b (園田) トウケイタイガー 13c(ソルテの全弟) マイタイザン 16c (高知) フリビオン 20a ディアマルコ 9f (佐賀) スーパーマックス 14b キョウワカイザー 25(上述のとおり、エンパイアペガサスと同じ牝系)★その他気になった非主流のファミリーナンバー グレンツェント 25(名牝ハトゥーフの牝系)]]>
血統
2018-03-31T09:08:21+09:00
六文字破矢多
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